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☆☆☆スターウナギ

Tomoki FuruhashiNov 19, '20

弊社のシンボルであるスターウナギ。直近では朝日テレビ「食彩の王国」でも極上の鰻として大々的に紹介されました。ミシュラン三ツ星・ジョエル・ロブション元総料理長 渡辺雄一郎シェフのお眼鏡にも叶い、番組内でも調理して頂きました。 そして今回は強豪ひしめく愛知県屈指の名店とのコラボが実現し、当サイト上にて販売させて頂くスターウナギは、超一流の鰻職人が腕によりをかけて特別に焼き上げて頂きました。しかし正直に申し上げますと、弊社の鰻は決してそんな格式高いものではございません。 弊社はあくまでも養鰻業が本業で、組合や問屋さんに活きたまま鰻を出荷するまでが生業です。加工場はとても小さく「どうしてもうちの鰻を食べたい」と言って頂ける近所の方々に少量だけ振舞う程度でした。ありがたいことに、それがまた美味しいと地元で評判になったものですがら、噂を聞きつけたNHK「ひるブラ」が親しみをこめて「スターウナギ」というニックネームをつけてくれたのです。放送から数年経った今でも、スターウナギはブランド価値を高めるためではなく、うちに限らず「浜名湖の鰻は美味しいんだよ」って伝えたくて商標登録しています。良い鰻は良い水から、良い水は良いバクテリアから。良いバクテリアは良い土作りから始まります。門外不出の技がないといえば嘘になりますが、鰻は特別何をしたから美味しくなるというわけではなく、毎日鰻のために汗を流し、愛情をこめて丁寧に育て続ける事が一番大切です。良いを餌をあげて、池の掃除と整備をして、時に土方の重労働をこなし、たまには休耕田のように池を空けて休ませてあげる。そうした基本的な事の繰り返しだけで美味しい鰻が出来上がるのが浜名湖の風土なのですから。そうした日々で育て上げた中の、飛び切り良い出来栄えの鰻を一部取り上げて、お裾分けしているのがスターウナギになります。弊社の鰻はゆっくりじっくり1年かけて育てる事を信条とし、ジューシーな脂と身の締まりが特徴です。至高の味というよりも「染み渡る味」、「深みのある味」、「親しみがいのある味」、そして食べると自ずと元気と笑顔が湧いてくる鰻。それが弊社の求めるスター像であり、スターウナギになります。是非一度ご賞味下さい。

浜名湖養鰻フルハシの歴史「ハウス養殖発祥の池」

Tomoki FuruhashiNov 19, '20

弊社は昭和43年に創業しましたが、現代の主流であるハウス養殖を日本で初めて成功させた1人が弊社創業者の古橋秀雄です。かつて船頭だった秀雄は、小舟と自らの手足で石材を運び、塩害が酷かった田んぼを転用して鰻の養殖池を造り上げました。 しかし、当時露地池養殖が主流だった浜名湖では、鰓腎炎という病気によって大壊滅の危機にありました。その中で鰻が棲みやすい年中温暖な水を作るために考えた末、思い至ったのがハウス養殖でした。 始めの内こそ「温室育ちの鰻はやわに決まっている」と買い取ってくれませんでしたが、あまりの品質の良さにたちまち評判になり、全国各地の養鰻家が見学に訪れるようになったそうです。その後、若くして会社を任された2代目の元治が静岡県トップクラスの生産量を誇るまで池を拡張、当時21.2㎡しかなかった敷地面積も。現在は約5000坪にまで広がりました。フルハシがここまで成長を遂げる事ができたのは、四六時中「どうすれば鰻にとって最高の池になるか」という事だけを考え続けた初代の鰻愛と、池をビニルハウスで覆うというとんでもない発想を生んだインスピレーション。 「最高の池づくりは土づくりから」と、県外の山奥に飛び出してまで最高の池土を探し当てた二代目の行動力と拘り。そして今まで支えてくれた故郷と鰻に感謝をし、地域ぐるみの活性化と資源保護活動にも尽力する三代目の可能性と責任感です。

浜名湖うなぎが美味しい理由 3選

Tomoki FuruhashiNov 19, '20

鰻の産地は全国各地にありますが、浜名湖にしかない魅力を3つご紹介します。①唯一無二の水浜名湖は「海の湖」とも呼ばれる全国でも珍しい汽水湖です。緑豊かな南アルプスからの肥沃な伏流水と、川幅たった200mの今切口から入り込むミネラルたっぷりの海水が入り混じる事で、500種を超える魚介類が生息できる程の良質な栄養素が集まります。私達浜名湖うなぎの生産者の多くは、その浜名湖の水の表層をそのまま引いて池づくりをするのではなく、洗練された地下水を汲み上げて育てています。海沿いや地下浅い場所では海産魚であるヒラメ養殖に利用される程の潮水が湧き出てきますが、山奥や地下深い場所では地層で自然に濾された純度の高い淡水になるのです。同じ地点であっても深さの違いで塩分濃度の異なる水が手に入る、魔法のような浜名湖の地下水。これは鰻を育てる上でも非常に有益で、普段は淡水で飼育しつつ、鰻の体調を整えたい時には塩加減を自在にコントロールして看護する事ができます。②日本一温暖な気候年間日照量も最高気温も日本一に輝いた事のある浜松市。そもそも浜名湖から鰻の養殖が始まった理由の一つに、鰻の生育に適した温暖な気候が挙げられます。今の鰻養殖は池をビニルハウスで囲ったハウス養殖が主流となっていますが、これは安定した保温効果を求めたもので、元々温暖な浜名湖の気候を最大限に引き出すうってつけの構造なのです。おかげで鰻がグングン育ちます。③日本一長い養鰻の歴史鰻の養殖は1900年にここ浜名湖で誕生しました。全盛期は500軒を超えた浜名湖うなぎ生産者ですが、現在は30軒未満。現在は生産量こそ全国1位の座を明け渡しましたが、何度もふるいにかけられても尚生き残った生産者は皆、精鋭中の精鋭です。日本一長い伝統の業と誇りを受け継いだ生産技術は決して他県に負けません。先人達の想いの詰まった歴史の味をご堪能下さい。